「お待たせ、アイリーン。
さあ、行こう。」

ドアをノックされ、リンネが扉を開けると、そこにはネイビーのシャツに白のパンツをはいたヴァルテリが待っていた。

「やっぱり、素敵だ。
深い青色のドレスに金色の糸での刺繍、まるで星空みたいだ。

父上たちももうすぐ来るだろうから、わたしたちも行きましょう。」

そしてヴァルテリは自然にアイリーンの手を取り、食事室へとエスコートした。