「まぁ、そうかもしれないけど、残りの高校生活、思いっきり楽しめばいいんじゃないかな。またこうして三人で会っていろいろ話したりしてさ」
うん、そうだ、その通りだよな、遼祐。
また三人で会って思いっきり楽しめばいいよな。
オレもそう思う。
「だな、そうだよな。またこうして三人で会って盛り上がろうぜ」
太一も遼祐の言うことを納得していた。
こうしてオレと太一と遼祐は、しばらく話続けていた。
そろそろ帰る時間がきて、オレたちはファミレスを出た。
ファミレスを出てから少し歩いたところで太一の帰る方向の分かれ道になった。
「じゃあ、またな」
太一はオレと遼祐に手を振った。
オレと遼祐も「またな」と言って太一に手を振った。
太一と別れ、帰る方向が同じのオレと遼祐は一緒に歩いていた。
「今日は楽しかった。ありがとう、遼祐、今日は来てくれて」
「そんなわざわざお礼なんて言わなくていいよ。オレも隼翔や太一と一緒に遊ぶことができて楽しかったよ」
オレは嬉しかった。
それと同時にほっとしていた。
またこうして遼祐と一緒に話したり遊びに行ったりすることができることを。