そして絶叫マシンに乗りに行っていた葵と太一と梓がベンチに座っているオレと遼祐のところに帰ってきた。


「どうだった? 絶叫マシン」


 遼祐は葵と太一と梓にそう訊いた。


「もちろん楽しかったよ」


 元気満々な太一。


「楽しかったよ」


 笑顔の梓。


 そして葵は……。


「少しこわかったですけど、終わってみれば楽しかったです」


 少しだけ笑顔の葵。


「そうか、三人とも楽しめたみたいでよかったよ」


 遼祐は笑顔でそう言った。


「そういえば、腹減らないか」


 太一がそう言った。


「そうだな」

 と、遼祐。


「じゃあ、そろそろ昼ごはん食べない?」


 梓がそう言った。


「そうだね」


 そう返事をした、葵。


「ああ」


 オレもそう返事をした。





 そして昼ごはんを食べた後は、全員で園内をまわった。



 そうしてあっという間に時間が過ぎて、そろそろ帰る時間になった。



 遊園地を出て、電車に乗った。

 そして今朝、電車に乗った駅まで戻った。