「え!?」


急いで取ろうとすると、如月くんの手が伸びてきた。


私の口に付いたカスタードを指で取ると、それを舐めた。


か、か、かっこよ!

これがイケメン、これが学校イチのモテ男!



「やっぱり僕には甘いや」

「如月くんって甘いのダメなの?」

「うん、実はね」


それなのに、無理して付き合ってもらってるんだ。


「ごめんね」

「謝らないでよ。僕は小春ちゃんの幸せそうな顔が見るだけで十分だから」


そう言って貰えて嬉しいな。