「おい!」

「ん?」

「は、はいるぞ?」

「あ、うん」

ガチャ

「何?」

「今日の飯何?」

「あー今からやる。宿題やってからやろーとおもって」

「どーでもいいけど、なにつくんの?」

「えー。どーしょ、何か好きなのある?」

「ハンバーグ」

「ハンバーグ??ハンバーグ作ればいい?」

「お、おう!
あ、あのさ、学校で俺と話すんじゃねーよ」

「はー?なんでよ」

「俺は無理だから」

「しらんがな!」

「クラス一緒なんだから話さない変じゃん」

「それでバレたらどーすんの?」

「いや、だからそれは。。」

「家ではあすかの相手してやるよ
学校は無理!」

「別に相手にしなくていいでーす」

「あっそ、とりあえず、ハンバーグ作れよ?」

「じゃ、手伝って?それか買い出し!もしかしたら材料ないかもじゃん?」

「はー?なんで?俺の奴隷なんだから。あすかが作ってればいいんだよ!俺の命令な?」

「それはずる!じゃ、作りにいくから部屋からでていいよ」

「じゃ。」



俺はばか。
俺、心臓もたねーんだよ。
あすかのこと1年生から好きなのに
俺が女子に囲まれてるから
近寄れないし、それどころか遠くなる一方。
俺だってほんとはドキドキしてんのに。




はるか
まじ、学校で話しかけるなとかどんな神経してんの?
無理に決まってるじゃん。
相当、私のこときらいなんだろーな。