ーあやかー



「あれ?ななは?」

ゆみこ「なんか帰ったみたいだよ」

「え?」

さち「最低だよねー。まぢありえない」

「は?」

さち「だってさ、りゅうのこと思うと普通帰れなくない?しかも、あんな告白までされてさー。まぢなな冷たいよねー」

「何言ってんの?ななが冷たい?意味わかんないんだけど」

さち「あやかこそ何言ってんの?」

「ななの立場になってみなよ。そうすれば普通わかるでしょ」

さち「うわっ。まぢそーゆーのだるい」

「帰れよ」

さち「は?」

「お前なんてここにいる価値ねーよ!!!!!」

担任「おい!お前らどーした?!?!」


私は無言で部屋をでた。


部屋を出て、トイレへ向かうとそこにはりゅうが立ち尽くしてた。


「りゅう?どうした?」

りゅう「あやかか。ちょっとな」

「んー?」

りゅう「お前は?」

「ぁあ。なな帰っちゃったぽくて…」

りゅう「そっか…。」

「ねえ、りゅう?このままで本当にいいの…?」

りゅう「しょうがねーだろ」

「そっか…」

りゅう「めずらしいな。お前がなんも言わないなんて。」

「だって、もう決めたんでしょ?」

りゅう「ぁあ。」

「なら私があれこれ言ってもしょうがないじゃん!まあーでも、あえて言うなら相談くらいして欲しかったけどねー」

りゅう「悪かったな。怖くて言えなかったんだ…」

「そっか…」


私たちは無言だった。
でも不思議と気まずくもなく、なんらいつもと変わらなかった