ーばん


俺は勢いよく保健室のドアを開けた。


「りゅうっ!!!!」

りゅう「なんだよ。うるせーな」

「あっ。わりぃー。ちょっと聞きたいことあんだけど」

りゅう「なんだ」

「お前さー、なんか俺に隠してる事ある?」

りゅう「はあー?いきなりなんだよ」

「いや。」

りゅう「はっきり言えよ」

「ここにくるとき担任に呼び止められてさー、りゅうの事聞かれたんだよねー。あいつ大きな病気したことあるかってー」


りゅうは驚いた顔をした


「なあ、お前ないよな?」

りゅう「ぁあ。あるわけねーだろ」


りゅうは一瞬目を逸らせた



ーキーンコーンカーンコーン


俺は黙ってそのまま保健室を出た



授業が始まっても俺は集中出来ずにいた。



りゅう…


お前、なんなんだよ