『わぁ~色んなチョコあるなぁ~華ちゃんどれにする?』


純粋無垢な眼差しが 今の汚れたウチには、痛い(泣)


『じゃ じゃ~ウチこれにしよかなぁ~;』


『えっ!!華ちゃんそれって 二千円もするよ!お小遣いそんな持ってきてないってゆーてたやん;』


うぉ;いつものように選んでた;やっぱり大人と子供は、価値観ちがうなぁ;


『しかもそれ…』


桜ちゃんは、華のチョコを指差し 呆れ顔


『お酒チョコやで;大人が 食べるやつやん;』


『えっ;あっ!そやな!わからんだ!』


じぃ~っと見られてます…勘が鋭い桜ちゃん…なんか 気づいてもーたかな…;


『華ちゃん?そのチョコ…』


『はっ!はい!』


『お父さんにあげるんやったら もうちょっと安いので お酒のやつにしたら?』


『あっうん!そーする!』


よかったぁ焦ったぁ;