部屋に戻り今度は 幼稚園の準備をする。
絵里加はだいたい一人でできる。
来春に備えて 自分で準備をさせている。
私は確認だけをしてあげる。
まだ年少の壮馬には少し手を貸して。
二人の手を引いて 幼稚園に送る時 私は 強く幸せを感じる。
「ママ、明日はパパ、お休み?」歩きながら 絵里加が聞く。
「お休みよ。絵里ちゃんと壮君は、どこか行きたい所ある?」
二人は キラキラした目をして答える。
「うーん。絵里加 広い公園がいい。」
「壮君も。公園がいい。パパとサッカーの練習 したいの。」
「絵里加は 逆上がりの練習をする。」
「そうね。じゃあ 天気が良かったら 大きい公園に行こうか。ママはお弁当作るね。」
「やった。壮君、卵サンドがいい。」
「絵里加は、ホットドック。」
「オッケー。ママ、頑張って作るね。」
今朝も 子供達は 笑顔で幼稚園に入って行く。