「麻有ちゃん、いつもありがとう。」

お姉様は、私に言ってくれる。


軽井沢で過ごす時の朝食は、私に作らせてほしいと言ってある。

昼や夜は、外食だから。

朝食くらいなら用意しても、苦にならない。

みんなが、喜んで食べてくれるから。
 

「いいえ。今朝は、タッ君も手伝ってくれました。」私が笑うと
 
「家では、何もしないくせに。それで、大雑把発言ね。」と、お姉様も笑う。
 

子供達が大きくなって、軽井沢での過ごし方も 随分変った。

子供達は、樹君が色々 連れて行ってくれる。


4人、自転車で賑やかに 出かけて行く。

今日は、池のある公園に行って ボートに乗ると言っていた。
 

男達は、私の父や和哉君と一緒に 北軽の方へ釣りに行く。


そして私達は、買い物をしたり 別荘の庭でお茶を飲みながら おしゃべりしたり。

母と妹も合流して、賑やかで楽しい時間。