私達は 午後 コスモワールドでたくさん遊び 夕方 家に帰った。
子供達は、智くんとお風呂に入って 早々に眠ってしまう。
「智くん、私今日 すごく嬉しかった。いつか 絵里加と壮馬が大きくなったら もう一度 今日のレストランで 食事したい。」
私は、智くんにもたれて言う。
「10年後かな。絵里加が16才か。その時は 麻有ちゃんとの出会いを 全部話そうね。」
智くんは、私の髪を撫でてくれる。
「絵里加、どう思うかな。」
私の声は、甘くなっていく。
「パパとママ素敵 って言ってくれるよ きっと。」
智くんも甘く答える。
「絵里加達に そう言われる二人でいようね。ずっと、これからも。」
私は、涙を流していた。
「そうだね。10年 あっと言う間だよ。麻有ちゃん これからも宜しくね。」
智くんは私の涙に気付いて 私を胸に抱き寄せる。
「愛しているよ。麻有ちゃん。出会ってからもうすぐ30年だね。あの時からずっと愛しているよ。」
私の髪を撫でながら 智くんが言う。
私は、号泣してしまう。