「あれって、うちの高校のテニス部の人たちじゃない?」 席に着き、周りを見回すと、少し離れたところに20人くらいの団体の固まりが見えた。 そこにいる人物をよく目を凝らして見ると、そこには健永と葛城くんがいるのが見えた。 場所までは聞いてなかったけど、こんなとこでやってたなんて。 偶然にも程があるというか、なんというか……。