ホノに案内されてついたのは、オシャレなイタリアンだった。 「えー、こんなオシャレなところいいの?」 普段着で来てしまったことに少し戸惑っていると、ホノはいいのいいのと言った。 「そんな堅苦しくしなくていいよ。私、前バイトしてたとこだし」 ホノはどうぞ、とお店のドアを開けてくれた。 少し薄暗いけど、いい雰囲気のレストラン。 デートとかで来たら最高だろうな。 そんな思いを馳せていると、ワカがねえ、と声をあげた。