いきなりデコピンするだなんて卑怯だ。 「まあ、そこも玉井さんのいいところだと思うけど?」 葛城くんは、呑気に鼻歌をしながら、冷蔵庫からショートケーキを取り出した。 「つーことで、これからもよろしくね?同居人さん」 「はいはい」 私たちは2人でテーブルに向き合いながら、一緒にショートケーキを食べた。