紙袋を開けると、中にはワインボトルが入っていた。 「美味しそう」 「俺、そのワイン好きでよく飲むんだ。甘口で飲みやすいから玉井さんも飲めるかな、って」 葛城くんは、微笑んだ。 「本当にありがとう。ちなみに、葛城くんは誕生日いつなの?」 「俺?1月1日」 「すごいおめでたいね」