「え?なんか、LINEに出てきたよ。本日は玉井茉莉乃さんの誕生日です、って」 ……なんて、迂闊な。 なんで誕生日を登録したのだろうか。 それでは、祝ってくださいって周りに言いふらしているみたいじゃんか。 あまりの恥ずかしさに私は頭を抱えた。 「まあ、これは俺からの些細なプレゼントってことで」 「開けてもいい?」 「うん」