ご飯だけでなく、風呂掃除、トイレ掃除、ゴミ捨ては2人でローテーションで行うようになっていた。 「そう。分かった」 「ごめんな。じゃ」 葛城くんはいつもより早く家を出た。 ……忙しいのかな。 葛城くんを見送った後、私は自分で握ったおにぎりを口に含みながらそう思った。