「ん?じゃあ、当番決めよっか。とりあえず今日は俺作るから。玉井さんはメイクでもしてて」



言われるがまま、私は自室に戻りドレッサーの前で化粧を始めた。



「何から何まで至れり尽くせりだなあ」



葛城くんは気が効く。


この間も一緒におでん屋に行ったときには、私のグラスの飲み物がなくなりそうになると、次何飲む?なんて聞いてくれたりした。


住む部屋も、女の子だから荷物多いでしょ、と言うことで広い方を譲ってくれたり。