「でも、じゃあ、なんで昨日……」



私がその後の言葉を言おうとすると、葛城くんは人差し指を口元に当てた。



「とりあえず、今日帰り一緒にご飯食べない?ここで話すのもなんだし」



たしかに、ここは会社のビルだ。


いつ、誰にその話が聞かれるか分からない。


私は仕方なく、葛城くんの誘いを了承して、ついでに連絡先も交換した。