「……ごめんね」


「なんで謝るの。気にすんなよ、学生時代からの付き合いじゃん。俺は欲しいものあるからちょっと買い物行ってくるし」



葛城くんは洗剤の泡の付いた手を軽く流して、私の頭に手のひらを載せた。