あれから、私と葛城くんはなんだかんだ仲良くやっている。 寝るときはお互いの部屋を行き来するようにもなった。 幸せだ。 そんな何気ないことだけでも、葛城くんに愛されてるんだな、ってつくづく思う。 「なに、にやけてんの?」 私がモグモグしながら朝ごはんを食べていると、向かいに座っている葛城くんが私の口元を触った。