女将さんに部屋を案内されると、和洋室で床は畳なのだが、隣の部屋にはベッドが備え付けされてある和モダンなお部屋だった。



「どうぞごゆっくりお過ごしくださいませ」


「はぁ、なんか緊張するよな」


「うん。案内されるのってドキドキするよね」



何回来ても、こういう格式高い感じの旅館は慣れない。