そして、電車を乗り継いで1時間。


私は急いで葛城くんの待つ家に戻った。



「……玉井さん?」



家に戻ると、葛城くんはリビングにあるソファーに座って本を読みながら、テレビを観ていた。



「あけましておめでとう!そして、お誕生日おめでとう!」



玄関を開けた葛城くんに、私はコンビニの袋を差し出した。