「玉井さん、おはよ」 「おっ、おはよ!」 正式に付き合い始めて初めて迎えた朝。 葛城くんに話しかけられ、思わずビクついてしまう。 「何を今更そんなビクビクしちゃって」 葛城くんは私の寝癖を見つけるとその髪を集中的にいじり始めた。 「意識してる割には、髪の毛とか化粧とかちゃんとしてないよね?」