私がポカンとしていると、葛城くんは自分の頭をクシャクシャにした。 「こんなこと今言うはずじゃなかったのに……」 「葛城くん?」 「俺さ、高校の時から玉井さん知ってたよ。いつも気がつく人だなって思ってた」 高校の時から葛城くん、私のこと知ってたの……? そんなの新事実だ。