葛城くんの顔がすごい近い。


息がかかりそうな程に。



「ちょ、葛城くん?」


「……冗談だよ。ま、付き合いが長いのは俺より健永だもんな」



じゃ、俺先行ってると葛城くんは言い残し、スタスタと先に家に戻ってしまった。