「やっぱりダメ!」



ダメだ。


一磨には葛城くんと一緒に住んでいること言ってないのに。



「いいじゃん。もしかして、部屋汚いとか?そんなん気にしてねえよ」



一磨はしゃっくりをしながら私の肩に手を回す。


一磨が私にこういうボディタッチをするってことは、もう酔っているという指標になっていた。