思わずケータイを手にしとある人物に電話を掛けていた。



暫くコールが続いたが、出てくれることを祈った。



慌てて出てくれたのであろう。


「はぁはぁ!ああっすみませんリョウさん……今何処から…」



「すみません!忙しかったのでしょ?今…話して大丈夫ですか?…」



「ええっ!今は…はいっ!一段落したとこです!それよりリョウは何処にいらしてるんですかぁ?連絡ないから心配してたんですよ。ここ日本じゃあ、色んな噂が飛び交ってますよ!しかしリョウさんも、また思い切ったことをなさったもんです…」


「いやっ!その話しは…あっ、その今は実は香港に来ています。」