大石の冷や汗は、当分止まらなかった。



由衣がしてしまったことの重大さに…



また、更には相手の家柄の大きさに、途方に暮れるしか無かった。



今まで積み上げてきた仕事も地位すらも、無くしてしまうのだろうとまで思わずにいられなかった。



大石は、家に戻っても、暫くは部屋から出ることが出来なかった。