「ごめん」
春陽がバツの悪そうな顔して謝る。
今度は何…?
「…話それだけならもう行くから。
職員室でいい?」
「ごめん、それ嘘」
春陽が後頭部を掻きむしってる、
私の見間違いじゃなきゃ
これは照れてる時の仕草で。
いつも彼女といる時に鉢合わせると
こいつがやってた仕草。
それを何で今するの、
しかも何で顔赤いの___________
私は突然何か喉が詰まったように
何も話せなくなって
春陽をぼーっと見つめてた。
「だって、お前が楽しそうに話してるから」
「え?」
「あの委員長とお前がだよ。」
まってまって
何この展開
意味わかんないし聞いてない
「俺さ、ずっと心に引っかかってて。
彼女出来て好きになろうとしたけど、
毎回なれなかったんだよなー
でもその理由もぜんっぜん分かんなくて、
まぁ俺ってバカじゃん?」
ちょっとドヤ顔すんな
それに
何言ってるのさっきからこの目の前のバカヤロウは
「昨日電話でお前に言われて。
それから俺、何かしっくり来たんだよ。」
しかもお前さ、
昨日電話で告ってきたくせに
いつも俺に見せるような笑顔で委員長ともなんか仲良さげに話してるし、
てか最近なんかちょっと可愛くなりやがってしょうもない男子にまで話しかけられるし…
って俺何言ってんだ…くそ」
顔を真っ赤にして喋り倒す春陽を前に
顔を真っ赤にする私とか、
全然意味わかんない
ていうかそれ、
"やきもち"っていうやつじゃないの…
何で
どうしてそれを
春陽が私に…?
「あ、ちなみにメールで言った付き合おうかなぁって呟き、あれは撤回だから。
そもそもそんな気は無かった。
ちょっと俺の気持ちを確かめたいって思ったのと、
お前がどう言うかが気になって。」
まぁやり方が姑息でダセェよな、俺とか言って
伏し目がちに笑う笑い方とか
そんな風に顔真っ赤にしながら
慎重に言葉を紡ぐ姿とか
そんなの私知らないよ____________
どうしよう
どうすればいい?
まだダメって頭が止めてるのに
私の心が言う事を聞いてくれない
だって
だって
こんなの、
私の事が好き、みたいじゃん___________
やだ無理
涙が出てきた
こんなバカの言葉に心が揺れて、
こんなバカ相手にこんな本気で好きな自分を思い知らされる。
あー私、こういう時何て言ってたっけ
あぁ、私ってやっぱり、
肝心な時頭が回転しないバカだったっけ
涙ばっかり出て
期待ばっかりして
次に出るこいつの言葉を喉から手が出るほど待ってしまってる自分がいる
春陽がバツの悪そうな顔して謝る。
今度は何…?
「…話それだけならもう行くから。
職員室でいい?」
「ごめん、それ嘘」
春陽が後頭部を掻きむしってる、
私の見間違いじゃなきゃ
これは照れてる時の仕草で。
いつも彼女といる時に鉢合わせると
こいつがやってた仕草。
それを何で今するの、
しかも何で顔赤いの___________
私は突然何か喉が詰まったように
何も話せなくなって
春陽をぼーっと見つめてた。
「だって、お前が楽しそうに話してるから」
「え?」
「あの委員長とお前がだよ。」
まってまって
何この展開
意味わかんないし聞いてない
「俺さ、ずっと心に引っかかってて。
彼女出来て好きになろうとしたけど、
毎回なれなかったんだよなー
でもその理由もぜんっぜん分かんなくて、
まぁ俺ってバカじゃん?」
ちょっとドヤ顔すんな
それに
何言ってるのさっきからこの目の前のバカヤロウは
「昨日電話でお前に言われて。
それから俺、何かしっくり来たんだよ。」
しかもお前さ、
昨日電話で告ってきたくせに
いつも俺に見せるような笑顔で委員長ともなんか仲良さげに話してるし、
てか最近なんかちょっと可愛くなりやがってしょうもない男子にまで話しかけられるし…
って俺何言ってんだ…くそ」
顔を真っ赤にして喋り倒す春陽を前に
顔を真っ赤にする私とか、
全然意味わかんない
ていうかそれ、
"やきもち"っていうやつじゃないの…
何で
どうしてそれを
春陽が私に…?
「あ、ちなみにメールで言った付き合おうかなぁって呟き、あれは撤回だから。
そもそもそんな気は無かった。
ちょっと俺の気持ちを確かめたいって思ったのと、
お前がどう言うかが気になって。」
まぁやり方が姑息でダセェよな、俺とか言って
伏し目がちに笑う笑い方とか
そんな風に顔真っ赤にしながら
慎重に言葉を紡ぐ姿とか
そんなの私知らないよ____________
どうしよう
どうすればいい?
まだダメって頭が止めてるのに
私の心が言う事を聞いてくれない
だって
だって
こんなの、
私の事が好き、みたいじゃん___________
やだ無理
涙が出てきた
こんなバカの言葉に心が揺れて、
こんなバカ相手にこんな本気で好きな自分を思い知らされる。
あー私、こういう時何て言ってたっけ
あぁ、私ってやっぱり、
肝心な時頭が回転しないバカだったっけ
涙ばっかり出て
期待ばっかりして
次に出るこいつの言葉を喉から手が出るほど待ってしまってる自分がいる