「与田さん、シロツメクサの花言葉知ってますか?」 「は?んなん知らねえよ」 「″幸運″、″私を思って″、″約束″」 「ふぅん……。まあ、その通りじゃん?」 「えっ?」 聡介は抱き締めてた手をパッと離した。 「いい花言葉だな、″咲智″」 聡介はいつも見せる悪戯な笑みを浮かべた。