「できた。舞音ちゃん、どう?」



出来上がった花冠を咲智は舞音の頭に被せた。



「かわいい!ね、そうちゃどう?」



被った花冠を載せて、舞音はクルクルとその場を一回転した。



「かわいいな。似合う似合う」


「へへっ」


「あ、俺も出来たんだけど、これでいいのか?」



聡介は出来上がった花冠をおもむろに咲智の頭の上に載せた。