「舞音ちゃーん?どこー?」 「舞音ちゃん、いたら返事してー」 舞音がいなくなったという公園の近くで咲智と玖美は舞音の名前を叫ぶ。 一体どこに行ったのだろうか。 ベンチの下や遊具のトンネルの中など、隠れられそうな場所を探す。 「……さっちゃ?」 もうここにはいないかと思い、違うところを探そうと公園から出ようとすると、公園の木の茂みから、舞音がひょこっと顔を出した。