「……ちなみに、明日は暇か?」
聡介はそれを少し言うのを躊躇うように咲智に言った。
「えっ、明日?」
咲智は念のためスマホに入ってるスケジュールを確認する。
アルバイトもないし、友達との予定も特にないけれど。
「明日、舞音を遊園地に連れてこうかと思ったんだけど、ちょっと一人じゃ不安で」
「与田さんが頼ってくれるなんて嬉しい。行きますよ」
まだ、少ししか聡介に関わってないけれど、聡介にとって頼られる存在になれたことが咲智は心なしか嬉しく思えた。
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