◇
「あの……成、宮?」
「…………」
後ろからついていく形で話しかけるも、反応してくれない。
スルーって……!!
スタスタと歩く成宮が、どこに向かってるのかは考えなくても分かる。
──────ガラッ
空き教室に着いた途端、ガチャンと締められる鍵。
いつも特訓する時は必ずしているそれが、今日はやけに……緊張、する。
「あの、成……」
「特訓、するぞ」
「えっ………?」
名前を呼ぼうとすれば、被せるようにそう言われて、
「………きゃあっ!!?」
気づけば視界が反転して、驚きで閉じていた目を開けると、視界は成宮の顔と天井のみ。
………ちょ、ちょ、ちょっと待って!?
どういう状況!!!?
わたし今、押し倒されてる!!?
「あの……成、宮?」
「…………」
後ろからついていく形で話しかけるも、反応してくれない。
スルーって……!!
スタスタと歩く成宮が、どこに向かってるのかは考えなくても分かる。
──────ガラッ
空き教室に着いた途端、ガチャンと締められる鍵。
いつも特訓する時は必ずしているそれが、今日はやけに……緊張、する。
「あの、成……」
「特訓、するぞ」
「えっ………?」
名前を呼ぼうとすれば、被せるようにそう言われて、
「………きゃあっ!!?」
気づけば視界が反転して、驚きで閉じていた目を開けると、視界は成宮の顔と天井のみ。
………ちょ、ちょ、ちょっと待って!?
どういう状況!!!?
わたし今、押し倒されてる!!?