「あ、ゆずちゃんおかえり〜」


「た、ただいま……!」


まだ視聴覚室にいると言った成宮を残し、お茶を買って、教室に戻ってきたわたし。


「ゆずき、なんかあった?」


「へっ!?
な、なんで?」


りみっち、なんでニヤニヤしてるの!?

はーちゃんまで……


お美しい顔に、そんなの似合わないよ!?



「さっき出てった時とは段違いの、めちゃめちゃ嬉しそうな顔してるからさ?」


「確かに〜なんか、エネルギー補給できたみたいな感じだよ?」


「そ、そんなことないと思うけど!?」


そ、そんなに分かりやすい!!?

ほっぺたに手を当てて、さっき言われた言葉を思い出す。