で。相も変わらず3年生になってから最初の給食の日からアベカワくんは私の牛乳を持って行くのでした。
当然2年の時違うクラスの子は驚きます。→からかいます→私あっさり否定。
付き合ってるの?
アベカワ、チカちゃんが好きなんじゃない?
……グサッとくるのよ。
否定するのが結構つらいのよ・笑
だって私の気持ちがバレたら気まずくなって、もう牛乳飲んでくれなくなるかも。そしたら毎日かならず会話が出来てたのが、なくなる。
それはイヤなんですよ。
だから平然と笑いとばしてました。はい。
ある意味開き直りかもしれない。
それにね~3年になってますます人気者の彼は女の子にモテモテなわけですよ。
クラスの女の子も彼を囲んでよくおしゃべりしてました。
また優しいから誰が話しかけてもちゃんと話を聞いてあげるんだ、これが。
それでも私が一つだけ特別だったことがあります。
それは、呼び方。
アベカワくんは女の子のことは殆ど名字で呼んでました。下の名前、しかも呼び捨てにして呼んでたのは私くらい。
……だから余計にみんなに不思議がられました。
なんなんだ?って・笑