その間も、少女は何か胸騒ぎを感じていた。
ここにはいたくない。早くここから出たい。
そう何度も訴える少女。
しかし、まず燃料を補給しなければ。
と、そこで彼らは気付く。
まさか燃料も食べ物と同じで使い物にならないのか?!
再び途方にくれた彼ら。
その一方、例の男はいよいよ頭が混乱しはじめ、彼らの中のひとりを刺してしまう(確か、ね)
とりあえず彼らは男を縛り付けるかなにかして、動けないようにした。
さて今度は彼らの中の数人が機内に一度戻った。
その時偶然にも気付くのだ。
あることに。
これなら燃料も使えるかもしれない!
微かな希望がうまれ、彼らは飛行機に燃料を積み始めた。
さあ早く機内に!
少女の不安は増すばかり。
彼女は気付く。何か音が聞こえてきたことに。
何の音だ?
せわしない音。
早く早く飛び立たなければ!
彼女以外のみんなにもその音は聞こえてくる!