美紀「からかわないで」


千秋『…美紀は俺の事好き?』


美紀「え…」


千秋『俺こう見えて感はいいほうだから、美紀が俺を好きじゃない事ぐらいわかってる』


美紀「なら、どうして」


千秋『本当に美紀が好きだから』


美紀「うっ…」


千秋『美紀が誰を好きなのかは薄々気づいてるし』


美紀「?!ごめんなさい」


千秋『俺こそ、電話でしか伝えることができない弱虫だからおわいこだよ笑』


美紀「…」


千秋『けど、諦めたわけじゃない、俺にチャンスをくれないかな?』


美紀「チャンス?」


千秋『今日から一年美紀を堕とす!俺の事を男として見てくれるように頑張る、どうかな?』


美紀「うう…いいに、決まってる」


千秋『よかった…よか…ズッ、はぁー』


  千秋兄さんは我慢していた涙を流して震えた声で安堵していた。


千秋『お前が許すまでキスはしない、今日は嫌な思いさせてごめんな』


美紀「あ、い、いやじゃない!」


千秋『ありがとう笑』


美紀「こっちこそ、ありがとう」


千秋『…おやすみ』


美紀「おやすみなさい」


  ピッ


  ドサ


美紀「うっ…うゔ…」


  私は千秋兄さんを傷つけてばかりで、なのにあの人はいやな顔せずいつもまっててくれて…
こんな後悔味わいたくなかった…