ラオリー

ラオリー「日本語、リンより上手くないけどよろしくね」


美紀「こちらこそ」


ラオリー「私日本の友達いなくて、良かったら友達になってくれる?」


美紀「私でよければ」


光「私も話に混ぜて!」


ラオリー「いいわよ笑」


光「美紀さっそくラオリーと仲良くは早いなー」


美紀「そんなことないよ」


ラオリー「……あなた感情を言葉にするの下手ね笑」


美紀「え」


ラオリー「なんだか嬉しそうよ笑」


光「んんー?ほんとだ!ちょっと楽しそう」


美紀「?!勝手に詮索しないで」


ラオリー「ごめんね、こういうの得意だから」


美紀「そう」


光「ラオリーはリンさんの事どれぐらい好きなの?」


ラオリー「やだ、急にそんなこと聞かないで」


美紀「光、失礼よ」


光「ごめん、つい気になって」


ラオリー「…まあ、私が一方的に好きなだけなんだけどね」


光「どういうこと?」


ラオリー「私たち、小さい頃からずっと一緒だったの、どこに行くにも私とリンがセット、…それが恋に変わるのにそう時間は掛からなかった。」


美紀「本当に…好きなんですね」


ラオリー「ええ…とっても、けどリンは私の事、きっと好きでは無いわよ」


光「え?」


ラオリー「ずっと一緒にいたらどんな気持ちかぐらいすぐわかるから」


   ラオリーは私達に少し悲しげな表情で笑った姿を見せた。


光「きっと…いつか振り向いてくれるよ」


ラオリー「本当?」


光「うん!私だって美紀と友達になるのにちょっと苦労したしたから笑」


美紀「それ、どういう事」


光「そのままの意味よ笑」


美紀「はぁ〜」


光「ええ〜どうしてため息なんてつくのよ〜」


美紀「さぁね」


ラオリー「本当に仲がいいのね笑」


光「同然!ラオリーももう私たちの友達だからね!」


ラオリー「?!ありがとう!」


美紀「私そろそろ帰るね」


光「あ、そうだよね!バイトのこと、ごめんね」


美紀「いいわよ、どうせ明日入ってるし」


ラオリー「どんなバイトしてるの?」


美紀「コンビニとか、まあ、いろいろ」


ラオリー「美紀、無理はダメよ!ね!」


美紀「うん」


スタスタ……


美紀「千秋兄さん私もう帰るね」


千秋「まじ!それじゃあ送るよ、準備は〜できてるな笑」


美紀「……」


リン「……」


千秋「リン帰ったらまた飲み直そう!」


リン「ああ」


美紀「さよなら……」


リン「再见」
(またな)


先生達にも軽く挨拶をして家を出た


美紀「今日はありがとう」


千秋「楽しかったなら良かったよ!」


千秋兄さんはヘルメットを2つ持ってくると私に被らせた


千秋「バイクだけど大丈夫?」


美紀「それ、私に言うセリフじゃないと思うけど、千秋兄さんこそ……んッ?!」