次の日
美紀「おはよう千秋兄さん、来るの早かったね」
千秋「お前に会いたかったからな!」
美紀「…それで、今日どこ行くの?」
千秋「俺たちの思い出の公園!」
美紀「…行こう」
千秋「美紀今すっげ〜嬉しいだろ?笑」
美紀「…」
千秋「そっか、そっか〜お前が楽しんでくれてるなら兄ちゃん嬉しいよ〜」
美紀「あっそ…」
千秋「美紀〜昔みたいにブランコ押してやろうか〜」
美紀「私もう子供じゃない」
千秋「残念だな〜兄ちゃんにとったらお前は俺の愛しい妹なのに笑」
美紀「それは光でしょ」
千秋「そうだけど、美紀も俺の大事な家族だよ」
美紀「…ありがとう」
千秋「うん笑」(本当に素直じゃないな笑)
美紀「公園よく来るの?」
千秋「え?」
公園につきブランコのほうえ歩いて行った千秋兄さん
千秋「そうだね…嫌な時やイライラした時はここに来てよく美紀と親父との思い出を思い出して落ち着かせてたよ」
美紀「そう」
千秋「美紀は?」
美紀「2人に合わなくなって…ずっと居場所もなくて1人だった!」
千秋「?!…美紀…お前の家庭ってどんな感じなんだ?」
美紀「…普通だよ!笑ちょっと気難しいだけ!」
私は笑って誤魔化した。千秋兄さんはきっと気付いてるけど何も言ってこない、きっと私から言うのを、待ってるんだ。
千秋「…」
ごめんね
千秋「俺に何か出来ることがあったらなんでも…ピリリ〜」
美紀「仕事からじゃない?」
千秋「…そうみたいだ、少し話してくる、待っててくれ」
美紀「うん笑」
千秋「…」
なんか電話越しで千秋兄さん怒ってる、何かあったのかな?
千秋「美紀、ごめん、仕事に戻らないといけなくなった。」
美紀「大丈夫、デート楽しかった」
千秋「ふっ笑また誘うよ。家まで送る」
美紀「いいよ、ここからは家近いし、千秋兄さん早く帰って仕事終わらせてきて」
千秋「いや、でも、」
美紀「今度オムライス作って?」
千秋「…ありがとう、今度最高のオムライス作ってやるよ!」
美紀「うん」
それから千秋兄さんは急いで帰っていった。
美紀「もうちょっとここにいよう」
それから時間は過ぎていき、すっかり夜になった。
美紀「そろそろ帰ろう、明日バイトだし」
?「また会ったな」
美紀「え?、」
?「一人でブランコか?」
美紀「はい」
?「…」
美紀「ごめんなさい、名前忘れちゃって、なんて名前でしたっけ?」
リン「リン エデン」
美紀「ありがとうございます」
リン「記憶力悪いな」
美紀「あなたには関係ないことです」
リン「今日お前ツンツンしてる」
美紀「え?」
リン「いや、タバコ吸ってもいいか?」
美紀「どうぞ」
カチ、チリチリ…
リン「ふー」
リンさんの吸ったタバコの煙はちょっときつかった
美紀「んっ」
リン「このタバコ少しキツいから少し離れてろ」
美紀「そしたらリンさんの事嫌ってるように見えるじゃないですか」
リン「?!なに?そこ気にする?」
美紀「え、気にしませんか?」
リン「いや、笑」
美紀「リンさんは中国にいつ帰るんですか?」
リン「当分かえらねぇ」
美紀「長い観光ですね」
リン「まぁ、な、お前は暇そうだな笑」
美紀「だからほっといてください、」
リン「…こい、良いとこつれてってやる」
30分沈黙のまま歩いた先には大きな豪邸が立っていた
リン「今俺が住んでる家、まあ、せめぇーけど入れ」
いや、十分ひろいけどね
ガチャ
美紀「…なに、ここ…」
中に入ると何人かのイカツイ男の人が立っていた。
リン「ワンラ、」
(遅くなった)
?「ニ…ラクエイハイシシェイ」
(お前…おの女誰だ!)
いや、完璧中国語じゃない…帰りたい…ものすごく!
リン「こい」
美紀「え、あ!はい…」
?「ハイ!」
(おい!)
?「ヨイクウルペンリンウェイ」
(日本人の女とは、やるな)