千秋「オムライスできたぞ〜」


龍「腹減った〜早く食べようぜ!」


千秋「ああ、美紀お前俺の隣な!」


美紀「うん」


光「だめ!美紀は私の隣〜」


千秋「やだ、」


光「なんでー!」


千秋「なんでも〜」


光「美紀はどっちがいい?」


美紀「どっちでもいい」


千秋「お前それはだめだ、ちゃんと自分でえらばねぇと、約束だろ?」


美紀「…光の隣で」


千秋「なっ!」


光「ふふ〜ん、勝ったね笑」


千秋「そんな…」


美紀「今度千秋兄さんと食べるよ」


千秋「ああ」


美紀「いただきます」


千秋「…うまいか?」


美紀「おいしい、」


千秋「そうかそうか!」


  それからは楽しくご飯を食べ千秋兄さんに家まで送ってもらった。


美紀「ありがとう」


千秋「ああ、美紀」


美紀「何?」


千秋「父さんと母さん本当は死んでるか生きてるかもわからないんだ」



美紀「え、それどういう事?」


千秋「事故があって遺骨が届いてもいいのに届かなかったんだ、もしかしたらどこかで入院してるかもしれない、」


美紀「光達には言ったの?」


千秋「まだ、また組が暗くなるかもしれないから今俺だけで探してる」


美紀「どうして私に?、」


千秋「お前には親父がまだ生きてるかもしれないことを教えたくてな」


美紀「ありがとう、私に何かできることがあったら言ってね」


千秋「ああ、今日はゆっくり休め」


美紀「うん笑」


千秋「それから明日俺とデートしよ笑」


美紀「え?」


千秋「これまでの時間をお前と埋めたい」


美紀「うん笑」


  私が家に入るのを確かめると千秋兄さんは帰って行った。


美紀「…ここに戻ってきて良かった笑」


  私は嬉しくてずっと千秋兄さんの事を思い出していた


美紀「そうだ、手紙」


  届いた手紙は親からのお金の催促だった


美紀「これ以上要求されたら私ご飯食べれなくなる…」


  けど学校に何か言われたら嫌だし…払うしかないよね


  今月もカツカツ…