いつもの時間が始まり学校につき読書をしていると、担任の先生から急に呼ばれた
祐「久我ちょっといいか?」
美紀「はい」
祐「写真のことで聞きたいことがあって」
美紀「…」
祐「写真に写ってる人は本当のお兄さんか?」
美紀「…いいえ、近所の兄です」
祐「今会ってないのか?」
美紀「私の事飽きたんだと思います」
祐「…」
美紀「素直に嬉しいって言うのが照れ臭くてずっと無表情だったから」
祐「会いたいか?」
美紀「会えるのなら、会いたい…でもあったらきっと今までの事をぶつけてしまいそうで怖い」
祐「今日あるところに連れて行く」
美紀「どこですか?」
祐「内緒、それじゃあ」
今日の先生なんか変
光「美紀!」
美紀「何?」
光「いや、授業始まるよ!笑」
美紀「ん、」
放課後になり先生と私は光の家に行った
光って先生達と暮らしてたんだ…
光「お兄ちゃん帰ったよ」
?「入れ」
あれ?この声どこかで?
スー…
美紀「…」
え?
組員「おかえりなさい!お嬢!」
光「ただいま!やっぱり驚いたよね?笑…」
私はこの人たちの挨拶に驚いたのではなく一番奥の人に驚いたのだ
美紀「…夢なの…」
光「夢?」
祐「夢じゃない現実だ」
だったらどうして私の会いたかった人がここに…
?「その子誰だー光〜」
光「あれ?今日皆さん集まる日だったんですね笑この子は私の友達の美紀て子だよ!」
?「…美紀」
?「?!お前初対面にやばいだろ笑」
美紀「…私帰ります!」
光「え、ちょっ美紀!」
祐「悪い、それは無理だ、」
美紀「先生離して!」
光「なに?どう言う事?!」
美紀「先生!離して!お願い!」
あの人が目の前にいる、何故か逃げたくて仕方なかった
?「…美紀!」
あの人はいつの間にか私を抱きしめていた
美紀「?!は、離して!」
龍「?!」
?「どう言う事だ?」
美紀「はな、して…」
今まで我慢してきた涙が次々と流れてきた
?「ごめんな…」
美紀「…会いたくなかった…」
?「…」
美紀「会ったら貴方を許してしまう…合わなかったら許せないままだったのに…」
?「俺は、お前に会いたかった」
美紀「?!…私は千秋兄さんが、お父さんがもう私の事を嫌いなのだと…」
千秋「俺たちは!お前のことを嫌いになったことなんてねぇよ…ずっと大切だった」
美紀「だったら…なんで…」
千秋「親父が事故にあって死んだんだ、それでお前に会いに行くのが遅くなった」
美紀「?!」
千秋「色々話はあると思うしまず座ろう?な?」
美紀「うん…」
私自分勝手だったんだ、2人の事ちゃんと知ろうとしなかった…いままで憎んでた自分が恥ずかしい
?「それでその子とどんな関係?」
千秋「この子は…もう1人の妹だよ笑」
美紀「え?」
全員『はぁーーー!』
美紀「その言い方、誤解生むと思うけど?」
千秋「んん〜いいじゃん笑ほらほらおいで〜」
美紀「え、ちょっと」
光「先生どういう事ですか?」
祐「いや、俺も全く分からん」
千秋「ちょうど話も終わったし飯にするか」
?「は?まだ終わって「終わったよ、今さっき、ね?」…お、おう」
美紀「そう」
千秋「あ!美紀!今からオムライス作るか!笑」
美紀「え?!今から?」
千秋「良く作ったし、お前の大好物だろ笑」
美紀「うん、」
千秋「うっし!台所に案内する!あ、ついでにお前らのも俺らが作ってやるよ!あと誰も台所くんな、いいか?」
全員『はい…』
多分最後は脅しだったと思う。
光「…」
千秋「行こう笑」