「勘違い?」

果恋ちゃんが
不思議そうな顔をした

「しきりに
恋人だろ?
って確認するから

違うって言うと
怒って…

でも廉人さんと私は
パーティまでの関係だし

…ああ
何言ってるか
わからなくなってきたよ」

私は髪を掻き毟った

それを見ていた
果恋ちゃんが
肩を震わせて
笑いだす

「お兄ちゃん
きっと花音が好きになったのね

お兄ちゃんの初恋
私、応援するから!

花音も
お兄ちゃんを愛してあげて」

果恋ちゃんは
私の背中をたたいた