「お姉ちゃん、五月蠅い」
妹の紫音が冷たい言葉を吐きだした
寝ぼけているのか
寝言なのか
廉人さんには気づいていないようだ
「これから
パーティまで
花音さんを預かっても良いですか?」
「はい?」
私は飛び起きる
今度は廉人さんが
ぶつからないように
廉人さんが体を避けてくれた
「いいんですか?」
母親の目が輝く
え?
反対してくれないの?
私はこれから6日間
廉人さんのマンションに
お泊りすることになった
服は廉人さんが用意するからと
私はパジャマのまま
車に乗り込み
廉人さんの
マンションへと
連れて行かれた
嘘…だって…え?
私、廉人さんと同棲するってこと?