『一週間で
俺の隣に立っていても
おかしくない女にしてやる』


そう廉人さんに言われて


やっと果恋ちゃんから靴を返してもらった


それから私は廉人さんに美容院に連れて行かれた


見た目から高そうな美容院で

美容師さんは
みんな廉人さんと
知り合いのようだった


私が髪をいじられている間
手の空いている美容師さんたちと


廉人さんは
話をしていた




…というより
いちゃいちゃしていた


両隣に座っている女性たちは
廉人さんの体に触れ


廉人さんも
女性の体を触っていた


廉人さんにとって
女性に触れられるというのは

自然な行為みたい

綺麗にネイルされた指が
廉人さんの身体を這っていた