「そうだよ
僕の好きな人は
果恋だよ」

「嘘よ」

「どうして信じてくれない?
どうすれば信じてくれる?

別れれば信じるの?

僕は果恋と一緒にいたい」

果恋の目に涙が溜まっていった

私はそろりそろりと部屋を出ると
廊下を歩いて

静かに家を出た

あとは二人で
話をしないとね

部外者は外で待っていようっと