ドレスはすぐに決まった

ピンク色の生地で
白い小花が散りばめられていた

廉人さんが
すぐに見つけてくれ

試着して

決まった

私は
それを着て

麗華さんの前に立つ

廉人さんと並んで
生まれて初めてのパーティに
出席するんだ

麗華さんはどんな顔をするのだろうか

私は
どんな経験をするのか

未知の世界だけど

廉人さんが傍にいてくれると
思うと

不思議と
不安はなかった