「とにかく。種族を越えた付き合いのできる者のみがここに集うが。そうでないものが紛れ込むこともあるから。一人では来るなよ」


心配、してくれてるんだね。


「うん」

「アイツと2人でも来るな」


……それは、ヤキモチも、入ってる?


「セロは。うまく付き合えるもんね」

「不本意だ」

「偉いね」

「本気を出せば街ひとつ壊すのにそう時間もかからないがな」

「笑えないから」

「笑わそうとしていない」


知らなかったことを知り

自分の世界の色がまた変わった。