「うーん、それと……こっちの方が、いいかもね」



「へ……?」


そう言うと、先輩は私の髪に手を伸ばす。ゴムに手をかけたと思ったら、いつの間にか、編み込んだ部分を解されていた



「………せ、先輩……?」


なんか、真顔で私の顔をジっと見つめてくる


「あ、せんぱ 「可愛い………」



「か、かわ……?」



「…これ、男の子が狼になるな」



「お、狼……?」